ALSと青森で自由に生きる。

難病ALSになった30代女性が、地元青森県で自由に生きるための試行錯誤と実践を記す。制度等はあくまでも青森県の場合です。

《バリアフリー住宅》住んで4日で分かった心地よさ

わんつかスマホおしにぐしてよ、サボってまった

(少しスマホが操作しにくくてさ、サボっちゃった)

 

どうも、もっちーです。

新居でのスマホアームの固定法がしっくりきません。これは由々しき事態。

 

さて、引っ越して4日経ちました。

新居での生活まだまだ慣れませんが、4日で分かった新居の心地良さをいくつかご紹介いたします。

 


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①やっぱり暖かい

以前から各部屋の寒暖差がないと紹介していましたが、家財を入れて生活してみたらさらに実感します。

リビングも寝室もお風呂もトイレも、なんと玄関ホールすら暖かい。

寒くて身体が縮こまって、動かない脚が余計動かしにくいってこともないし、寒くなったから毛布着たいけど取れないから我慢するってこともない。

本当に採用して良かった全館空調!

ちょっと費用はかかるけど、その価値はある。

私のような在宅療養者や高齢者、お子さんなど一日中家にいらっしゃるなら、是非とも全館空調をオススメしたいですね。

 

②車椅子でもスイスイな広さ

今レンタルでティルト式の車椅子を使っています。

一般的なものよりひとまわり大きいですが、それでも各部屋入れます。

一番嬉しかったのは洗面所。

洗面台も車椅子用にしてもらったので、足下に空間があるのです。

なので車椅子のまま洗面台前に座れて、歯磨きや洗顔、顔のお手入れなんかも安全に出来ます。

車椅子でゆとりがある作りというのは、きっと今は健常な方にも広々として気持ちが良いもので、空間の使い方もいろいろと工夫ができます。

一生涯住む家を建てるのであれば、こういった車椅子対応の建具やスペースをとっておき、必要になった際、簡単にリフォームできるようにしておくというのも良いのではないかと思います。

 

③段差の恐怖なし

広さに加えて、車椅子対応といえば段差のない床ですね。

前のアパートはごく普通の作りで、外から室内に入るまでに三段、結構高い段差がありました。

また各部屋の入り口にはドア枠の数センチの段差、風呂場の入り口は跨がなくてはならない段差が…

スロープや手すりを設置して対策していたので躓いて転ぶことはありませんでしたが、転ぶのではないかといつも不安と恐怖がありました。

そして怖くて緊張するので身体にヘンに力が入って動かないという負の連鎖。

とてつもないストレスですよ。私も介助する側も。

新居は室内の段差が全くありません。

玄関はこの記事バリアフリーよりユニバーサルデザイン - ALSと青森で自由に生きる。で書いたとおり、上がり框が3センチ弱ですが、これは車椅子の乗り換えや靴の脱ぎ履きのときに引っ掛けて滑り止めになり、重宝しています。

段差がないので、今までのようにおっかなびっくりな移動もなく、ストレスが劇的になくなりました。

何なら自分で動いてみようかなと意欲もわいてきています。

車椅子でも引っかからないので、足漕ぎで室内を移動する事もできちゃってます。

良いリハビリです。

ほぼフルフラットな床がこんなに快適だとは。想像以上で驚きです。

 

 

いやはや、住んで4日でここまで心地よいことが分かるとは。

バリアフリー宅建築の目的は見事に達成されましたね。

大きな声で言います。

思い切って建てて良かった!

 

へばまだ。