どうも、もっちーです。
この間、わりと怖い思いをしたので事の顛末を反省がてら綴ろうと思います。
※なんか書いてるうちに懐かしのケータイ小説みたいになってきたので、その路線で書ききりました。スイーツ笑
星座占いはあてにならない。
先週末の私の星座の運勢は珍しく1位で、ちょっと良い気分だったのに。
そもそも事の発端は気温の高さだったのかもしれない。
その日は青森も春のようなお天気で、日当たりが良い我が家の室温は26℃まで上がっていた。
自由に飲み物を飲めない私はその室温もあって、喉が渇き気味だった。
夕飯で食べた焼き鳥。
これも喉の渇きを加速させた。
人生でいちばん美味しいと感じた焼き鳥盛り合わせだったが、少ししょっぱかったのは確か。
飲んでも飲んでも喉が渇く。
寝る前にも喉が渇いたので、水分補給しようとしたがうまくストローで吸うことが出来ない。
口が乾燥してなんだか喋りにくい音がある。
声がかすれる。
このまま寝ると干からびてしまいそうだったので、面倒かけるが水にトロミを付けて彼に一口ずつ飲ませてもらうことにした。
が、時間は深夜。彼の眠気も相当なようで、3口くらいで遠慮した。
横になった。
しばらくは眠れていたが、身体が痛くて目が覚める。
寝返りをなんとかしたが掛布団を巻き込んでしまい、身動きがとれない。
少し我慢してみる。
いかん、手が痺れた。
仕方ないので彼を呼ぶ。
声がかすれていてうまく話せない。
目線と首の動きでなんとか直してほしいところを伝えたが、いつものように姿勢がフィットしない。
でも上手く声が出ず伝わらないので我慢。
30分くらいしただろうか。
やはり身体が痛い。
もう一度寝返りを試みる。えい。
だめだ、悪化した。
さっきより酷くなってしまった。
彼はさっき呼んだばかりだから、自分で改善したいところ。
もぞもぞ...
勢いをつけて、よっこらしょ!としてみたが、腕が変な位置に入ってしまって痛い痛い。
仕方ない、彼を呼ぶよ。
お~~い...
お~~~い...
ぉ~~ ~ ~ぃ...(声がカスカス)
返事がない。
こんなカスカスな声じゃ聞こえないか。
では足でベッドを蹴ってみよう。
ドンドン!
結構いい音が出たが動いたせいで腰も痛くなった。
そして応答はない。ちーん。
10分くらい続けたけど返事がない。
相当深い眠りについているのね。
諦めた。
自分で解決しなくては。
もう一度勢いよく寝返りをしてみよう。
よっこらせっ!!
悲劇だ。
回りすぎた。
枕に突っ伏す形になってしまった。
しかし本当の悲劇はここからです。
寝返りを打つことに集中していた私に戻るという体力は残されていなかった。
加えてこの枕、低反発である。
突っ伏した当初はあった顔と枕の間の隙間。
時間とともに顔を持ち上げる力もなくなり、どんどんその隙間はなくなる。
めり込んでいく顔...
あれ?この状況ヤバいのでは??
そう気づいたらもうパニックです。
脚をバタつかせたいのに動かぬ脚。
叫びたいのに、かすれて出ない声。
飼い主の危機を察してムムちゃん吠えてくれないかなとか思ったけど、そこまで教えてなかった。
動けてないけど力を入れて踏ん張っているからか、呼吸が苦しい気がする。
そして今日一日を振り返り後悔する。
喉が乾かないように室温下げておけばよかった。
しょつぱい焼き鳥を途中でやめればよかった。
遠慮しないで水を飲ませてもらえばよかった。
寝返りしなきゃよかった。
声が届けばなぁ。
こんな病気じゃなければなぁ。
涙が出て余計苦しくなる。
ちょっとだけ、このまま終わるのも良いかもなと思った。
もう誰もイライラしなくていいんだ。
心配されることもないんだ。
お母さんに会いたかったしな。
なんて30秒くらい、肩で呼吸しながら考えたけど。
そんな勇気もなく...
そういえば弟夫婦宛の相続関係の書類が未完成だからという都合の良い言い訳を見つけ、あっさりともう少し生きることを選んだ。
この状況を打破しなければ。
落ち着いて、呼吸を整えて、顔が横を向きさえすればいいのだから。
どうやったのか覚えていないが、横を向くことができた。
生きている。
安堵したのも束の間、改めて危機的状況だったことを理解した。
心臓がバクバク鳴っている。
もう無理はしない。
そして星占いも信じない。